副主任保育士
子どもと一緒に成長しながら、
たくさんの思い出をつくっています。
保育士になったきっかけを教えてください。
保育園の年長の時の先生が大好きで、ずっと先生のようになりたいと思っていました。通っていたのは少人数の保育園で、いろいろなことを教えていただき、ピアノや楽器も自由に使わせてくれるような先生でした。幼心にも毎日がすごく楽しかったことをよく覚えています。現在、私は1歳児を担当していて、食事、排泄、服の着脱がうまくいくように支えたり、指先や心身の発達を促すような遊びをしたりしています。この仕事に憧れていた頃は、楽しそうなイメージを抱いていましたが、実際はさまざまな準備や技術が必要です。先生と遊ぶ楽しさを子どもたちに伝えることができればと、ともに楽しむ姿勢を忘れずに技術を磨き続けています。
どのようなところに、保育士の魅力を感じますか?
子どもの個性や性格、成長のスピードは一人ひとり異なるため、今何を考えているかを感じ取り、どういう関わり方が良いかを考えるなど、私たち保育士の仕事は常に試行錯誤を繰り返しです。このような日々の中、昨日まで歩けなかった子が歩いた瞬間や、うまくお話できなかった子が急に私のことを「先生」と呼んでくれた瞬間など、たくさんの「初めて」と出合うことができます。自分の子どもではありませんが、まるでわが子を見ているような気持ちになります。この成長を見られることはもちろん、その過程に少しでも貢献できることが保育士の魅力だと私は思います。
今後の目標を教えてください。
子どもだけではなく、保護者の気持ちをもっと勉強していきたいですね。私も育児をしながら、仕事をしているので、その苦労は分かっているつもりです。だから、保育士が一方的にお願いするのではなく、「このように接したら、頑張ろうとする姿を見せてくれましたよ」などと伝えることが家庭の子育てのヒントになるはずです。中には「家庭は家庭、保育園は保育園」と、確固たる教育方針を持っている方もいますが、こちらの気づきやアドバイスを聞いていただけるようなコミュニケーションの取り方を確立し、それを後輩たちに伝えることができればと思っています。