インタビュー

サービス管理責任者

利用者さんの温かい言葉が胸に響き
笑顔で働けることに喜びを感じています。

社会福祉法人南陽園 総合生活介護支援やすらぎ館(加賀市)
サービス管理責任者 岸野 信子さん

現在の仕事の内容を教えてください。

利用者さん一人ひとりの支援についてトータルコーディネートをさせていただいています。関係スタッフが集まって、例えば、Aさんなら入浴にはこういう支援を、生活ではこんな支援をと、一人ひとりの個別支援計画を作成しています。Bさんが楽しく生きがいをもって生活することを希望すれば、「楽しみは何か」「生きがいは何か」をスタッフで話し合い、時にはBさん本人にも加わっていただき、望む生活の実現を図る仕事です。計画を実行して、必要なかったと判断したものは、次回のプランからは外します。過剰な支援はご本人のできることや、その意思を奪うことになってしまうからです。反対に、ここをお手伝いすればもう少し伸びるかもしれないということは追加するなど、軌道修正することもあります。

仕事中に心がけていることを教えてください。

仕事中は笑顔でいることが大切だと思っています。自分が暗い顔をしていては、利用者さんが明るい気持ちになれないでしょう。昔は先輩スタッフを見て「なぜこんなにいつも笑っていられるのだろう」と不思議に思っていましたが、ある時、先輩が笑顔だから利用者さんも自然と表情が和らぐことに気づきました。それからは私も表情に気をつけようと気持ちを新たにしました。そして、支援しているのではなく、支援をさせていただいているという気持ちを忘れないようにしています。靴下をはくなど何か介助をさせていただいた後は「ありがとう」と必ず伝えます。感謝を受けるだけではなく、自らの気持ちを表現することも大切です。新たに入ってきたスタッフには、いつもこのことを教えています。

この仕事の魅力ややりがいは?

利用者さんに「ありがとう」と言われることが一番うれしいですが、笑ってくださるだけでも十分です。また、私が体調を崩して1日お休みした翌日、利用者さんの「昨日休んでいたけど大丈夫やったか」と私を気づかう言葉に温かさを感じることもあります。この仕事の魅力は、何気ない普段のやりとりの中にたくさん詰まっていると私は思っています。もちろん、トータルコーディネーターとして、利用者さんの「折り紙で大作を作りたい」「ショッピングに行きたい」「食事に出かけたい」などさまざまな希望を実現し、その結果、楽しい時間を過ごし、元気になることにもやりがいを感じています。

介護・福祉の仕事を考えている人たちへのメッセージ

大変なこともあると思いますが、楽しいこともたくさんあります。利用者さんから「ありがとう」の言葉をいただき、微力でも役に立っていると実感する時が来ます。もし迷ったり、壁にぶつかったりしても、まずは前に進んでみてください。この仕事をやっていて良かったという日が必ず来るはずです。

社会福祉法人南陽園 総合生活介護支援やすらぎ館(加賀市)
サービス管理責任者 岸野 信子さん