介護の仕事 どうなん?そうなん!

介護の現場で働く人ってどうなん?

INTERVIEW vol.02

介護士(歴16年)

介護の仕事を選んだきっかけ

もともとは栄養士として介護施設で働く予定でしたが、大学で取得した『社会福祉主事任用資格』がきっかけになりました。面接の際に『介護の仕事も向いているのでは?』と声をかけてもらい、介護の道へ進むことに。当時は介護に良いイメージを持っていませんでしたが、今振り返ると、あの時の出会いが大きな転機でした。

現在の仕事内容と役割

介護施設の施設長として勤務しており、施設運営・管理(事業計画、予算管理、行政対応)、スタッフ管理(人員配置、メンタルケア)、安全管理、地域との連携など、施設全体を俯瞰しながら、スタッフが働きやすく、利用者様が安心して過ごせる環境づくりを行っています。

仕事で大切にしていること

介護は“人と関わる仕事”です。だからこそ『想いやる心』『相手を大切に思う気持ち』を最も大切にしています。これは利用者様やご家族様だけでなく、一緒に働く仲間に対しても同じです。

仕事をする上での難しさや工夫

利用者様は一人ひとり違う背景や人生を送ってこられたため、正解もゴールもありません。だからこそ難しさを感じます。大切にしているのは『否定せず、まず気持ちを聴くこと』。相手の立場に立ち、寄り添って想いを受け止めることを意識しています。

働き始めて気づいた介護の魅力

介護の魅力は、何より『人として成長できること』です。利用者様やご家族様と接する中で、想いやりや優しさの大切さを学びました。また、介護の現場は『人生の最終ステージ』に深く関わる場所。命や生きることについて深く考える機会をいただいています。

介護の仕事に向いている人

資格や経験も大切ですが、やはり“心”です。相手の気持ちに寄り添い、想いやれる人。人を大切にしたいという気持ちを持っている人と一緒に働きたいです。

これから介護の仕事を目指す人へのメッセージ

介護にはネガティブなイメージがあるかもしれません。しかし、この仕事は間違いなく社会を支える大切な職業です。人として成長でき、誰かの役に立ち、『あなたがいてくれて良かった』と言ってもらえる。そんな温かい仕事はそう多くありません。一歩踏み出せば、きっと新しい景色が見えるはずです。

介護の仕事は、
人の生活を支える大切な役割

施設長として現場を支える尾久さんの言葉から、
介護の本質は「人を想う心」にあることが伝わります。

OTHER INTERVIEW