いしかわ魅力ある福祉職場認定制度の概要について
いしかわ魅力ある福祉職場認定制度の概要について
【事業所のみなさまへ】いしかわ魅力ある福祉職場認定制度について
「福祉は人なり」と言われるように、「人財」なくして福祉の現場は成り立ちません。
増加・多様化する介護・福祉ニーズに対応するため、介護・福祉サービスを支える人材を確保・養成していくことは喫緊の課題となっています。
そこで石川県では、平成29年度から「いしかわ魅力ある福祉職場認定制度」を推進しています。
認定制度は、職員がやりがいを持ち、かつ、安心して働くことができる職場環境づくりに取り組む事業者を石川県が認定する制度です。
業界の「見える化」とレベルアップを目指して
石川県における介護・福祉人材確保対策の要となる施策として、大きな役割を担うことになる認定制度は、 事業者自らが人材育成や職場環境の改善に取り組むことを支援するものであり、その目的は大きく2つあります。
- 介護・福祉業界の「見える化」を図り、若い世代の参入を促進すること
- 人材確保・定着に向けた環境整備を進め、業界全体のレベルアップを図ること
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- 県による認定の付与
- 人材育成・職場環境の
改善取組支援
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- 業界の「見える化」
- 業界全体のレベルアップ
- 若い世代の参入促進 職員の定着促進
評価項目
認定制度では、4つの評価項目を定め、すべての項目において一定の水準を満たした事業者を認定することとしています。
新規採用者の育成体制
- (1) 新規採用者育成計画の策定
- (2) 新規採用者研修の実施
- (3) 新規採用者の教育担当者に対する研修の実施
キャリアパスと人材育成
- (1) キャリアパス制度の導入
- (2) 人材育成計画の策定と計画に沿った研修の実施
- (3) 資格取得に対する支援
- (4) 人材育成を目的とした面談・評価の実施
- (5) 給与体系又は給料表の導入
職場環境
- (1) 休暇取得促進・労働時間縮減のための取組の実施
- (2) 育児・介護を両立できる取組の実施
- (3) 健康管理に関する取組の実施
地域貢献とコンプライアンス
- (1) 地域や学校との交流
- (2) 関係法令の遵守
県が審査し、認定を付与
認定までの流れ

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参加宣言
認定の取得を目指す事業者は、制度に取り組む「宣言」をします。
「宣言」は事業者として人材育成や定着に取り組むことの意思表示であり、県に宣言書を提出し、受理されることで完了します。
「宣言」は法人単位で行います。 -
評価項目の整備
宣言した事業者は、認定を取得するための取組を進めます。
認定取得のためには、上記の評価項目をクリアする必要があります。
すべての項目において一定の水準をクリアしている場合には、その事実を証明する必要書類を整えれば良く、クリアしていない項目がある場合には、基準のクリアを目指して取り組む必要があり、県の支援策として、「個別相談会」や「課題別セミナー」などがあります。 -
認定申請
評価項目の整備を実施した宣言事業者は、認定申請を行います。
申請書に必要書類を添えて県に提出します。 -
認定審査
認定申請のあった事業者に対して、県が3つの審査を行います。
- 申請書類による書面審査
- 担当者が事業所を訪問し、ヒアリングを行う現地確認
- 有識者を交えた審査委員会
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認定
県は、すべての評価項目において、一定の水準をクリアしていると判断される事業者を「認定」し、認定証交付式において認定証を交付します。
「認定」の有効期間は3年間で、更新制です。「いしかわ魅力ある福祉職場」認定ロゴマークについて石川県では、介護・福祉人材の確保・定着に向け、いしかわ魅力ある福祉職場認定制度を推進しています。制度を更にPRするため、認定ロゴマークを作成いたしました!
目的 - ・福祉業界が働きやすい職場づくりに取り組んでいることのアピール
- ・認定事業者であることの可視化
- ※認定事業者の皆様には、広告や名刺等に活用いただけます。
デザイン - ・人が人を抱きかかえ、まもっている様子をデザイン化
- ・緑は「利用者」、オレンジは「職員」、青は「認定事業者」を表現